坂本勇人を育てた名将が、フルスイングで
茨城の盟主・常総学院に挑む (4ページ目)
「僕の勝ちたい気持ちよりも、子どもたちの勝ちたい気持ちが勝るかどうかですよね。監督に勝たせてもらうんじゃなしに、『オレらが監督を甲子園に連れて行く』という気概を見せてほしいですね。みんな口では言うんだけど、本当にそれに向けた準備して、そうした姿勢で野球をやっているのか、ということ。でも、この壁を破ることができれば、県北の野球はガラッと変わりますよ」
かつて青森で「甲子園で勝てる土壌」を掘り起こしたように、この茨城県北の日立市に新たな花を咲かせるべく、金沢監督は選手と真正面から向き合い、彼らの強さを引き出していく。
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