寺島成輝、ドラフト前の覚悟
「たぶん鼻をへし折られると思います」 (5ページ目)
── プロの世界には、岸田護、T−岡田(ともにオリックス)、山田哲人(ヤクルト)といった履正社出身の選手がいます。そうした先輩たちから感じてきたことはありますか。
「山田さんが今年の自主トレで履正社のグラウンドに来られたんです。ジャージー姿でしたけど、第一印象は細いな、と。でも、ティーバッティングとかやると、スイングは速いし打球がすごかったです」
── 見た目は大きくなくても40本近くホームランを打つ。プロはそうした技術レベルの高い打者を抑えていかないといけないわけですが、「1年目から一軍で投げたい」という気持ちは?
「そういう気持ちはもちろんあります。たぶん、へし折られると思いますけど(笑)。でも、それも含めて楽しみです。あとは寮生活。これも僕自身初めてのことで、特にプロは施設もいいと思いますので楽しみにしています」
── 最後に、これからどんな野球人生を送りたいですか。
「プロ野球選手は寿命が短いと言われていますけど、そうなりたくありません。でも、長くやるためには結果を出し続けていかなければいけない。いつまでも必要とされる選手でいたいです。ドラフトで指名していただいたら、まずは来年に向けてしっかり準備したいと思います」
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