山本昌がプロ適性を診断「甲子園で熱投した11人のエースたち」

  • 菊地高弘●構成 text by Kikuchi Takahiro
  • 大友良行●写真 photo by Ohtomo Yoshiyuki

 プロ通算219勝を挙げ、現在は野球解説者として活躍中の山本昌さん。32年間にわたって中日のユニフォームを着て、50歳まで現役生活を続けたレジェンドは、好投手が多かったと言われる今夏の甲子園大会をどのように見ていたのか? ドラフト上位候補から意外な伏兵まで、11人の投手について語ってもらった。

この夏、スカウトの評価を一気に上げた優勝投手の作新学院・今井達也この夏、スカウトの評価を一気に上げた優勝投手の作新学院・今井達也今井達也(栃木・作新学院/180cm・72kg/右投右打/優勝)

甲子園での活躍をテレビで見ていました。素晴らしいピッチャーが現れましたね。体の線は細くても腕の振りがしなやかで、しかも強く振ることができるから球の走りがすごくいい。まだ高校生なのにコントロールもいいし、十分に上でやれるだけのものがあると思います。あえて気になる点を挙げるなら、ボールがシュート回転することが多いので、どうしても甘いコースに入ってきてしまうこと。この課題を上の世界でどう修正できるかが、活躍のカギになるのではないでしょうか。

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