【リトルリーグ】ワールドシリーズを席巻した13歳の天才少女

  • 三尾圭●協力 text Mio Kiyoshi

アメスポ事件簿167

 今年8月にペンシルベニア州で行なわれたリトルリーグのワールドシリーズで、大フィーバーを巻き起こしたピッチャーがいる。その選手の名は、モネ・デービス、13歳――。細身の女の子でありながら、なんと最速70マイル(時速約113キロ)のストレートを投げるアメリカ代表のエースだ。

 68年の歴史を誇るリトルリーグ・ワールドシリーズで、女性選手が出場したのは史上18人目。ただ、彼女を代表メンバーに選んだのは、決して話題づくりのためではない。ワールドシリーズの大舞台で、デービスは体格で勝る男子選手から三振を奪いまくったのである。

 天才野球少女の活躍ぶりを見て、多くの著名人が大絶賛。ロサンゼルス・エンゼルスの若きスーパースター、マイク・トラウト(23歳)は「ぜひ一緒にプレイしたい!」とコメントしている。また、全米で最も権威のあるスポーツ雑誌『スポーツ・イラストレイテッド』もデービスを表紙に抜擢。「モネ・フィーバー」は当分収まりそうにない。

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