長島三奈の熱闘甲子園、「松坂世代」の衝撃! (4ページ目)

  • スポルティーバ編集部●取材・文 text by Sportiva
  • 北川鉄雄●撮影 photo by Tetsuo Kitagawa

  あれから、時は流れ、当時の球児たちもすでに30代半ば。大人になってからも近況を報告しあったり、食事をしたり、いい関係を保っているそうだが、つくづく、この代とは縁があるなと強く感じると言う。

左が関大一、クボちんこと久保康友のサインボール。右は準優勝・京都成章のバッテリーのサインボール。タイチこと吉見太一は現在、西武でプルペンキャッチャーをしている左が関大一、クボちんこと久保康友のサインボール。右は準優勝・京都成章のバッテリーのサインボール。タイチこと吉見太一は現在、西武でプルペンキャッチャーをしている
 「今年、西武のキャンプに行ったとき、雄星くんの球をブルペンキャッチャーとして受けていたのが、準優勝した京都成章のキャッチャー、タイチ(吉見太一)だったんです! もう、会った瞬間にお互いわかって、10年以上間が空いていたのに『タイチー』『三奈さん』と呼び合えちゃうんですよ。PLにいた井関くん(井関雅也)は社会人・東芝で野球をしていましたが、今は上がって、営業をやっているんです。『僕、テレビ朝日にも行くんですよ』と言うので、『もう、私の息子ということで、もっともっとアピールしなさいよ』って(笑)。野球を続けていても、サラリーマンになっても、彼らの動向は気になります。この年からキャスターになり、大会の一部始終を見られたというのは、本当にツイていたし、幸せだな、とつくづく思いますね」
(つづく)

長島三奈
1991年、テレビ朝日入社。スポーツ局の記者として、サッカーJリーグや水泳、ゴルフを取材。1998年から、夏の全国高等学校野球選手権大会のダイジェスト番組『熱闘甲子園』でメインキャスターを務め、高校野球取材に携わる。昨年の大会を最後に、キャスターを退いたが、現在もフリーの記者として、全国各地で高校野球を取材している

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