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【新車のツボ139】
ランドローバー・ディスカバリー、
頂点SUVと思えば、800万円でも爆安 (3ページ目)

  • 佐野弘宗●文 text by Sano Hiromune photo by JAGUAR LANDROVER JAPAN/Sano Hiromune

 ランドローバーのラインナップにおけるディスカバリーは、前記のようにレンジに対して安くてカジュアルな位置づけとなる。しかし、それ以上に明白なディスカバリーならではの売りが、オプションで3列目シートを追加して"7人乗り"にできる点にある。

 まあ、3列シート車を用意するSUVは世界にもいくつかある。ただ、その種のSUVの3列目はたいがい「一応は座れますけど......」の補助席レベルが大半だが、ディスカバリーのそれはビックリするくらいにデキがいい。

 なにせ、ディスカバリーのボディはあの日本最高ミニバンのトヨタ・アルファード/ヴェルファイアに匹敵する背の高さであるうえに、新しいモノコック構造は床が低くできることもメリット。よって、新型ディスカバリーの室内空間は天地方向にもたっぷりと広い。

 実際、新型ディスカバリーの3列目は窓がせまいゆえの独特の閉所感があるものの、シートそのものの堅牢感や、きっちりと正しく健康的な着座姿勢は、そこいらのミニバンが束になっても敵わないほどちゃんとしている。私も基本的にせまいところが好きな典型的日本人(笑)のひとりなので、下手なミニバンの3列目より新型ディスカバリーのそれのほうが何倍も落ち着く......ということを告白しておきたい。

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