太田宏介選手&武藤嘉紀選手は、アジア杯でもっとも注目の先輩後輩コンビ (2ページ目)

photo by Yamamoto Raitaphoto by Yamamoto Raita 初の代表ということで、かなり緊張していた武藤選手。食事の時間になると、早めに食事の部屋に行って、テーブルにつくようにしたそうです。すると、本田圭佑選手(ミラン所属)と長友佑都選手(インテル所属)がそろってやって来て、武藤選手の隣に座ったのです。

 武藤選手は「セリエAのふたりだ!」とさらに緊張。その結果「緊張しすぎて、ご飯をまったく食べられませんでした......。合宿中に2キロやせました」と、苦笑いしながら、初めての代表合宿でのエピソードを紹介してくれました。

 食事がノドを通らなかった武藤選手でしたが、本田選手から「行けるときに海外のクラブに行ったほうがいい」というアドバイスをもらうなど、たくさん刺激を受けたといいます。

 また、以前、中村俊輔選手が『やべっちF.C.』に出演してくださったとき、「今Jリーグで気になる選手」として武藤選手の名前を挙げていました。「(武藤選手からは)形のない運動神経を感じる。障害物競争が速そう」とお話されていたのですが、そのことを武藤選手に伝えたところ、「そうなんです!! 障害物競争だけは得意なんです! 幼稚園のころからそれだけは負けません」とうれしそうに語ってくれました。武藤選手の身体能力が幼少期から高かったことがわかるとともに、中村選手の分析眼のすごさにも驚きました。

 そして、もうひとりの注目選手である太田宏介選手は、武藤選手と同じFC東京所属の左利きのサイドバック。3年前にFC東京の試合の取材をしたときから「また代表に入りたい!」と語っていた太田選手(A代表初招集と初出場は2010年1月)は、目指していた代表に昨年再び招集され、今回のアジアカップのメンバーにも選ばれました。

 太田選手は、以前、FC東京の選手のみなさんと一緒に『やべっちFC』に出演してくださったときから、チームのムードメーカーという印象でした。「なべっちF.C.」でもトークが盛り上がり、もともと明るいキャラクターなのだろうなと思いきや、「実は昔は人見知りで......」という意外な答え。

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