走りのクセを知って、脚の痛みを解消しよう (3ページ目)
■痛みの解消法とアイテム
●骨盤から体を動かす
ランニング中、左側の腰が落ちているのも足首の痛みの原因になっているようです。右脚を地面に着けたら左側の腰を上げるようにして、まずは歩いてみましょ う。クセをつけることが大切です。ランニング前に、その場で腰の上下動だけで足踏みをして、骨盤から動き出すような意識付けをして走り出してください。
微妙な感覚の違いなのですが、マラソンのように長時間走り続け、何万回と着地を繰り返すときには、小さな無駄でも大きな負荷となるため、できるだけ修正しましょう。
●インソールを活用する
足の裏にある"土踏まず"は、走る上で体を安定させ、衝撃吸収やバネなど大きな役割があるのですが、状況によっては、シューズの中敷き"インソール"を使ってそのサポートをしてあげる必要があります。
馬場さんの場合、"オーバープロネーション"といって、脚を着いた後に足首がグッと内側に入る動きが少し大きい傾向が見られます。これをインソールで調整し、脚の内側を上げて倒れないようにします。
インソールを使うと、かなり動きが変わります。私が指導する選手も使用しているのですが、足元が安定して無駄な方向に力が向かなくなります。
インソールはさまざまな種類があり、既成品で合えばそれで結構ですし、足の形は個人で違うので、カスタマイズをしてもいいでしょう。快適に走るために活用することをオススメします。
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