緩急PK、股抜きシュート、軸裏キック。元日本代表・福西崇史が欧州サッカー最新シュートテクニックのコツを伝授 (3ページ目)

  • 篠 幸彦●取材・文 text by Shino Yukihiko
  • photo by Matsuoka Kenzaburo

相手の意表を突ける軸足の後ろからのシュート

 最後のロベルト・レバンドフスキの「軸裏シュート」は、軸足の後ろからシュートすることでDFに当たりづらくなり、GKはどうボールが飛んでくるかわかりづらく、意表を突ける面白いシュートだと思います。

軸足の後ろからシュートする「軸裏シュート」軸足の後ろからシュートする「軸裏シュート」この記事に関連する写真を見る ポイントはボールを当てる蹴り足のインサイドやカカトの角度です。この角度や、ボールの当て方によって、ボールがどの方向へ飛んでいくかが決まります。自分が狙いたい角度を意識しながら、ボールを迎え打つのが大切です。

 また、足をどう当てるかは、来るボールの勢いによっても違ってきます。ボールに勢いがある場合は、当てるだけで強いボールが叩けますが、勢いが弱い場合はある程度蹴り足を振る必要があります。これは軸裏シュートに限らず、ゴール前で合わせる場合はどのシュートでも共通したポイントです。

 各シュートのボイントを抑えながら、ぜひ練習してみてください。

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福西崇史
ふくにし・たかし/1976年9月1日生まれ。愛媛県新居浜市出身。新居浜工業高校から95年にジュビロ磐田入り。ボランチのポジションで活躍し、多くのタイトルを獲得。チームの黄金期の主力としてプレーした。その後、FC東京、東京ヴェルディでプレーし、09年に現役引退。J1通算349試合出場、62得点。日本代表では02年日韓W杯、06年ドイツW杯に出場。国際Aマッチ64試合出場、7得点。現在は解説者として活躍中。

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