規格外FWルカクのワザはマネできる? 世界トップレベルのポストプレーを詳細解説
スポルティーバ 足ワザ100連発
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インテル、ベルギー代表でプレーする、ロメル・ルカク。年々レベルを上げ、今や世界屈指のFWとして活躍している。今回は東京ヴェルディや柏レイソルで活躍した林陵平氏に、ルカクが得意とする足ワザを実際にプレーしてもらい、特徴とマネするべきポイントを聞いた。
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ルカクの世界指折りのポストプレーを解説する photo by Getty Imagesこの記事に関連する写真を見る↓【動画】ルカクのテクニック 実演&解説
ルカクはパワーとフィジカルが規格外に強く、インテルでも、ベルギー代表でも、戦術「ルカク」と言ってもいいくらい、攻撃の軸として活躍しています。ルカクにボールを渡せば、ゴールまでボールを運べますし、相手に囲まれてもポストプレーからの展開ができます。
やはりルカクと言えば、そのポストプレーですね。
彼に出せばボールがしっかりと収まるので、味方は簡単には失わないと信じて走り込めます。チーム全体で一気に攻撃のスイッチを入れられるんです。
ポストプレーにもいろいろな種類がありますけど、相手を背負って、その場に止まったままのプレーでボールを失わない点では、今はルカクが世界トップクラスではないでしょうか。それくらい強いですね。
パワーがあって、体の幅も厚みもあるので、相手DFからするとボールが見えないのだと思います。無理にボールを奪いに行けば、簡単に反転されてしまうので、足元に飛び込めない。
だから、相手DFとしては、ルカクがゴールに背を向けていれば、ポストプレーはさせてあげるくらいの感覚。ボールを奪えなくても、前を向かれなければOKというスタンスで対応していると思います。
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