内田理央さん、ラウンドを想定した練習で、真っ直ぐ飛ばす難しさを知る (4ページ目)

  • photo by Setsu Takahiro(biswa)

関コーチ いくら失敗しても、コースでは飛んだ先から次を打たないといけません。

内田 そうか。

関コーチ ただ、今日は練習ですから。......5球!

内田 おっ。チャンスがある!

関コーチ 5球のうち、いちばんいいショットを採用して進んで行くような感じでやっていきましょう。

内田 わかりました。じゃあ、今のよりもいいショットを打てるように頑張ります。あと4球だ!(打ちます。少し右のほうへ飛ぶ)

関コーチ これは1球目よりいいですね。

内田 一応、範囲のなかには入りました。

関コーチ 今は「スライス」と言って、ボールが右に曲がってしまいました。反対に左に曲がるのは「フック」と言います。スライスの場合は、左手のグリップをもう少し絞る感じで握ってみましょう。構えた時に上から拳が2つ見えるくらいです。

内田 はい。

関コーチ そうすると、たとえばですね、拳が見えずに手首が真っ直ぐな状態で握っていると、インパクトでは手首が折れやすいですから、フェース面が開きやすく、ボールが右に行ってしまいます。

 そこで最初からフェース面を真っ直ぐのまま、手首を折った状態で握っておけば、それ以上は折れないのでフェース面も右に向きにくいんですね。

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