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市原匠悟のポスターで注目を集める競馬学校 元騎手・武士沢友治教官の思いと生徒が新たに抱いた具体的な夢とは (2ページ目)

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 しかし決して自分が思い描いたように上達できているわけではない。乗馬経験のある角さんは「長年の癖がなかなか抜けず苦労している」と明かし、池添さんは「訓練中に教官に指摘されたことをなかなか改善できない」と吐露。ほとんどの生徒が騎乗訓練で何度も壁にぶつかってきた。

 それでも少しずつ自身の成長を実感してきており、楠原さんは「癖のある馬にうまく乗れた時にはうれしい」、徳満さんは「最初はできなかったことができるようになった時には充実感がある」と手ごたえを感じている。

騎乗訓練の様子。生徒たちは教官の指導の下で着実に成長している photo by Hisaya Hirose騎乗訓練の様子。生徒たちは教官の指導の下で着実に成長している photo by Hisaya Hirose厩舎作業をする生徒。馬の体を洗ったり蹄の手入れをしたりして、馬ともコミュニケーションをとる photo by Hisaya Hirose厩舎作業をする生徒。馬の体を洗ったり蹄の手入れをしたりして、馬ともコミュニケーションをとる photo by Hisaya Hirose そう思えるようになったのは、熱心に指導してくれている教官たちのおかげでもある。各生徒たちは教官たちの言葉に耳を傾け、必死になって競馬のすべてを吸収しようとしている。技術的なことはもちろんだが、とくにメンタル的なアドバイスは生徒一人ひとりの心の支えになっている。

『やりたくないと思ったことこそ自分に必要なこと』
『苦しくなっている時ほど、小さな一歩で進み続ける気持ちが大事』
『失敗が重なっても、常に自信を持ち、ポジティブに考えよう』
『マイナスに考えても意味はなく、やるしかない。だから人よりも努力しよう』

 これらは教官が生徒たちに投げかけたアドバイスのほんの一部だが、生徒たちが日々糧にしている言葉だ。

 そんな彼らの夢は日を追うごとに大きく膨らむばかりだ。笠原さんは「目指すべき姿が見えてきて、さらにモチベーションが上がっている」、徳満さんは「騎乗・競馬のことをたくさん勉強でき、勝ちたいレースがより明確になり、一段と騎手への思いが強くなった」、横井さんは「GⅠでたくさん勝利したい」と明確なビジョンを描き始めている。

 夢が具体的な目標へと変わり、高いモチベーションを維持し続けられているのも、施設、教官を含め競馬に集中できる環境が整っているからだと言えるのではないだろうか。

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