検索

72歳現役レスラー・藤波辰爾が中高年のためのトレーニング本を刊行‼ 奇跡のプロレスラー"マッチョ・ドラゴン"の極意とは (2ページ目)

  • 真家里奈●取材・文 text by Rina Maie
  • 立松尚積●撮影 photo by Naozumi Tatemastsu

囲み取材に笑顔でこたえる藤波囲み取材に笑顔でこたえる藤波

 さらに、自身の"体の考え方"の原点になっている教えにも触れ、長年の経験で得た継続の重要性を訴えた。

「カールゴッチさんから"生きるうえで、動ける体を作りなさい"と言われた。通常、年齢を重ねると運動量は下げていくんです。負荷をかけるという意味では、多少年齢に合わせて調整していかないといけないけれど、やる回数は落としちゃいけない。年齢を重ねたら逆に回数、日数を増やしていったほうがいい。なぜなら、若い頃は週に23日の練習でハリが保てたけど、70歳を過ぎると次の日にはしぼんでしまう。やり続けないと保てないんです。鍛えていくと自分が持っている物が目覚めてくる」

 ベンチプレスの最高記録は185キロ。トレーニングが続く秘訣を、藤波はこう語る。

「昔は仲間がいて競い合いながらやっていた。今も100キロくらいは上げられると思うけど......今はとにかく体を動かすことを最優先にしています。100キロあげる72歳ってなかなかいないっていうのが大事で。レスラーっていうのは、人がやっていないということがね、大好きなんですよ。たまにサポーターをつけて試合をしたくなる時もあるけど、これまで黒タイツとシューズでやってきたから、今さら変えられない」

 そのスタイルを貫いてきた誇りがモチベーションのひとつにもなっているが、とはいえ、続けることは簡単ではない。

「続けるのに一番必要なのはメンタル。やる気がなくなる日もある。でも、少しでいいから体を動かす。スクワットでも、椅子につかまってしゃがむだけでもいい。とにかく"少しでも動かす環境を作る"ことが大事。やめそうになったら、この本を枕元に置いてほしい!」と優しくエールを送った。

 藤波らしい""の話も飛び出した。「みんなには笑われるけど、"将来何をしようかな"って、本気で考えている。この年になっても目標を持つことが大事。僕、お城が好きだから、お城のふもとにリングを組んでプロレスをしてまわりたいんです。この前小倉城の天守閣前広場での試合が実現して、最高な気分だった。今は、次はどこにしようかなと考えているところ。そのためにも毎日トレーニングを続けないと」と満面の笑みを見せた。

『マッチョ・ドラゴン式トレーニング 古希でも闘える体づくり』(ホーム社)
なぜ70歳を超えても現役でいられるのか? いまだ黒タイツ一枚とシューズだけでリングに上がれる奇跡のプロレスラー、"マッチョ・ドラゴン"藤波辰爾の秘密が丸裸に――。

詳細はこちら>>

2 / 2

    このページのトップに戻る