ガールズグランプリ2025を「獲りたい」と語る梅川風子 「非常にモチベーションになった」ものも明かす
ガールズグランプリ2025に臨む梅川風子 photo by Takahashi Manabuこの記事に関連する写真を見る ガールズケイリン最高峰のレース「ガールズグランプリ2025」が、12月29日(月)に平塚競輪場で開催される。2年ぶり5回目の出場となる梅川風子(東京・112期)は、今年は普通開催で全勝、GⅠレースも決勝常連と安定感抜群だ。ガールズケイリン専念となって新たなシーズンを過ごした梅川に、新たなビジョンとグランプリへの意気込みを聞いた。
変化した意識
――昨年の秋に自転車競技を引退して久々にガールズケイリン専念となり、早くも1年が経ちました。まずはこの1年間を振り返っていただけますか。
波がある1年でしたね。自転車競技を引退してガールズケイリン1本に変わっていく過程で迷いもありましたが、後半にはしっかり覚悟を持ってガールズケイリンで走れるよう意識が向いてきたと感じています。
――その「迷い」とは、具体的にどういったものだったのでしょうか。
やっぱり、目標をどこに定めるかが難しかったです。ずっとオリンピック出場に向けて走ってきたので、それが叶わなかったところから気持ちを断ち切って次の目標に置き換えるには、すごく時間が必要でした。それができるまでは目標がない状態というか、(目標を)探している段階が今年の半分くらいありましたね。
――では、今は自分が目指したいものをしっかり定めて走れているのですね。
そうですね。グランプリで優勝することを自分の中でしっかり噛み砕いて、本当に自分がやりたいと言える目標になったと感じています。
――そんな大一番のガールズグランプリが目前に控えています。今年は8月のGⅠ「女子オールスター競輪」での落車負傷もありましたが、その経過も含めてコンディションはいかがでしょうか。
落車では指をケガしてしまって、走る分には問題はない範囲なんですが、そこは今もあまりよくないかなと思います。数値の上でも少し落ちてしまっているので、(完全な状態に)戻すにはもう半年ぐらいは必要なのかなと。
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