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大谷翔平、WBCとの契約 dip BATTLES、さいたまブロンコスのチーム保有 スポーツに積極的な姿勢をみせるディップの思いとは (4ページ目)

  • text by Sportiva

ビジネスの広がりも視野

 同時に冨田氏はビジネス面での相乗効果も期待している。

「現在、埼玉県の求人情報数で弊社サイトに載っている数は7万5000件ほどもありますので、さいたま市は大きなマーケットであり、重要な商圏だと考えています。地域をさらに活性化させるとともに、我々のお客様を増やしていきたいという思いもあります」

 さらに企業である以上、スポーツチームでも営利を追求し、事業として成り立たせていくことも重要だと考えている。実際にdip BATTLESでは2024-25シーズンからスポンサー営業に力を入れ、その数が急激に増加。前シーズンの0社から96社まで一気に増えるなど、今後に向けた手ごたえをつかんでいる。

「ダンスにおいても、バスケットにおいても、きちっと収益が得られるようにしていきたいですね。そうすればスポーツ事業として、我々の大きな柱になっていくのではないかと思っております」

 また、ダンスとバスケットボールはともに若年層にファンが多く、スポーツカルチャーでも親和性が高いこともあり、さいたまブロンコスの試合のハーフタイムショーなどに、dip BATTLESが出演してショーを披露する構想もある。このようなコラボレーションにより、それぞれのファンの広がりも期待できるだろう。これらのアイデアと情熱で夢はさらに膨らんでいくはずだ。

 同社は創業より、ドリーム、アイデア、パッションを原動力に幾多の困難を乗り越えてきた。スポーツチームにおいても、この理念を掲げ邁進していけば、輝かしい未来が待っていることだろう。

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