大谷翔平、WBCとの契約 dip BATTLES、さいたまブロンコスのチーム保有 スポーツに積極的な姿勢をみせるディップの思いとは (3ページ目)
Bリーグのさいたまブロンコスのチームオーナーに
冨田氏は以前よりBリーグにも高い関心を抱いていた。
「バスケットボールも非常に盛り上がっていますし、弊社のユーザー層とファン層は近いと感じていました。私の友人もオーナーをやっていて、社内にすごく一体感が生まれているという話も聞いていました」
ここでもチームオーナーになる夢を抱いていたが、どうしても気になることがあった。
「私もそうですが、社員も観に行きたいと思うはずです。そのときにチームが遠方だとなかなか距離的に難しいですし、チームへの共感が持てないかもしれません。それを考えると難しいかなと感じていました」
東京に本社を置く同社の社員のことを考えると、東京近郊のチーム以外だと現地観戦に時間を要してしまい、興味が薄れてしまうかもしれない。社員が一丸となって応援できるチームでなくては意味がない。そう考えていたときに冨田氏のもとに朗報が舞い込んだ。
「さいたまブロンコスの話をいただいて、絶対にオーナーになりたいと思いました。新アリーナの構想もありましたし、『B.革新』の名のもとに新たな基準で2026-27シーズンからスタートすることも聞いていました。関東のチームは無理だろうなと考えていたので、さいたまブロンコスのオーナーになれて本当にラッキーだなと思います」
dipがさいたまブロンコスの新チームオーナーに 社内に向けたさいたまブロンコスのチームオーナー発表では、大きな歓声と拍手で受け入れられ、「みんなで応援に行きたい」という声も上がったという。
目標はBリーグでトップチームになること、そして最も人気のあるチームにすること。そのために資金を投入していくことを冨田氏は新オーナー体制発表会で約束した。
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