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Bリーグ徳島ガンバロウズ・塚本雄貴とテイブリオン・ドーソン 主力2選手が感じるファンからの愛と責任感 (3ページ目)

  • PR 新甫條利子●取材・文 text by Niiho Eriko

チームの精神的支柱、塚本 photo by Yasuda Kenjiチームの精神的支柱、塚本 photo by Yasuda Kenji

【巻き返しを誓う】

――24-25シーズン、ここまでの戦いはいかがですか。

塚本 昨シーズンの初めは新規参入チームということで、他チームも一歩引いて見ていたところがありましたが、今シーズンは"いつでも食ってやる"という目で見上げられている感じを受けます。ベリーHCがやりたいアップテンポのバスケを継続しながら、アジャストも必要だなと感じています。

ドーソン チームとしては、相手がアジャストしたことで難しくなっている状況はあると思います。どうやって乗り越えていくかということに取り組んでいます。スポンサーさんやファンからの期待、徳島全体の期待を背負っている責任を選手一人ひとりが感じ、愛されるチームになったからこそ、それにどう応えるべきか。昨シーズンは無名のチームで、どんな結果でも「よくやった」と言ってもらえたと思いますが、今年はそうではないです。ここから巻き返していくことを楽しみにしています。

――どのような課題を持っていますか。

塚本 アップテンポのバスケを継続することは、自分もチームも求められています。ベリーHCが要求することを、選手がどれだけ体現できるかだと思います。1年目と2年目は全然違います。大きく変化させる必要はないけど、何かを変えなければいけないとも思います。週末の2日間、80分間に対して、自分たちがどれだけベット(還元)できるか試されていると思っています。

――プロバスケットボールチームがなかった徳島で、新しく発足した徳島ガンバロウズは、1年でファンの心をガッチリとつかんでいますね。

ドーソン 新規参入チームの主力メンバーになれたことで、毎試合、歴史を塗り替えているようなやりがいを感じています。ガンバロウズの選手であることに誇りを持てていますし、プロバスケットボール選手というだけでなく、ドーソンという人間としてもファンのみなさんに愛されていることを感じています。街を歩いていても声をかけられますし、アウェーの地までわざわざ足を運んでくれるファンもたくさんいます。ガンバロウズのファンは、B3屈指のファンだと思います。

塚本 ホームゲームでの歓声が一番うれしいですね。キツイときに背中を押してくれる歓声。ファンから愛されていることをコートで感じてプレーしています。

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