太田海也、佐藤水菜、金メダルふたつの快挙でパブリックビューイング会場は熱狂 ファンは「涙が出た」と感激

  • PR text by Sportiva
  • 木鋪虎雄●撮影 photo by Kishiku Torao

茅ヶ崎市役所で開催されたパブリックビューイングには多くのファンが詰めかけた茅ヶ崎市役所で開催されたパブリックビューイングには多くのファンが詰めかけた

佐藤水菜の地元で開催

 2024 UCIネー ションズカップ第1戦が2月2日(金)~4日(日)の3日間に渡ってオーストラリア・アデレードで開催され、自転車競技トラックでは初めての試みとして、3日(土)に東京都内で、4日(日)に神奈川県内でパブリックビューイングが実施された。

 UCIネー ションズカップはパリ五輪出場のためのオリンピックポイントを獲得するうえで、重要な大会。日本のナショナルチームは、この大会に向けて最大限の調整を行なってきた。主な出場選手は、短距離種目の太田海也、中野慎詞、佐藤水菜、梅川風子、太田りゆ、中長距離種目の窪木一茂、橋本英也、内野艶和ら、いずれも以前から世界を舞台に戦ってきた選手たちだ。

 2日目のパブリックビューイングが開催された場所は、茅ヶ崎市役所。佐藤の出身地で、彼女が同市のスポーツアンバサダーを務めるというだけあって、多くのファンが来場した。そのなかには佐藤光市長の姿もあった。

 茅ヶ崎市内から、中学2年の娘さんと来場したお父さんは、「佐藤選手は茅ヶ崎の誇りですから、娘に地元の選手の活躍を見せたいと思いここに来ました」と笑顔を見せた。またデビュー当時から佐藤のファンという男性は「彼女の走りには、がむしゃらさと負けん気の強さが表れている。今日も負けないと思います」と勝利を確信している様子だった。

 そしてこの会場には、元ナショナルチームの選手で東京五輪にも出場した現役競輪選手の新田祐大がゲスト出演。トラック競技をより深く楽しめるよう、経験者ならではの心理面を考慮した独自のリアルタイム解説を行なった。

1 / 3

    厳選ピックアップ

    キーワード

    このページのトップに戻る