東京のど真ん中で「ADIDAS TOKYO CITY RUN 2023」開催 陸連公認の5キロ・10キロレースにトップランナーたちが参戦
第1回目となったランニングイベント「ADIDAS TOKYO CITY RUN 2023」この記事に関連する写真を見る アディダスは、ランニングをテーマにした新ブランドキャンペーン『「走りたい」だけ、あればいい。~Running needs nothing, but you~』のスタートを体現するイベントとして、3月26日(日)に東京・神宮外苑で「ADIDAS TOKYO CITY RUN 2023」を開催した。これは第1回目の大会で、5kmと10kmの二部門で実施された日本陸連公認のロードレース。箱根駅伝で圧巻の8人抜きを見せた東京国際大のイェゴン・ヴィンセント(4月よりHonda所属)が10kmにエントリーし、青山学院大学や國學院大學の陸上競技部所属選手が5kmに出場するなど、日本国内で活躍するトップランナーたちが参加した。
リチャード エティーリ(左)とイェゴン・ヴィンセントの一騎打ちにこの記事に関連する写真を見る 招待ランナー男子10kmの部門では、ケニア出身でこの4月から東京国際大に入学したリチャード エティーリとヴィンセントが、28分26秒の同タイムでゴールイン。コンマ何秒かの差でエティーリが優勝した。ヴィンセントは惜しくも2位となったが、「今シーズン初めてのレースでしたが、思うようなレースができたと思います」と自身のコンディションに手ごたえを掴んだ様子だった。
表彰された選手たちと新谷仁美(一列目左端)この記事に関連する写真を見る また招待ランナー男子5kmでは、ロードレースの日本新に迫るペースでレースが進み、熾烈なデッドヒートの末、池田耀平(花王)がゴール前でわずかに2位を引き離してフィニッシュ。13分52秒と日本新まであと2秒の好タイムをマークした。池田は「走るからには日本記録も意識していましたが、少しきつくなってしまって記録を出せませんでした」と悔しさをにじませた。そして招待ランナー女子5kmではケニア出身のアグネス ムカリ(京セラ)が15分56秒で優勝。表彰式では日本語で「ありがとう」と話して笑顔を見せた。
今回はコンディション不良のためゲストとしてランナーたちを沿道で応援した新谷仁美は、シーズンが始まろうとしているタイミングで、選手たちがこの大会に照準を合わせてくれたことに、感謝の意を伝えるとともに、「5kmと10kmの大会は、日本ではまだ少ないんですが、マラソンよりも5kmや10kmのほうがスピードがあって面白みがあると思います」とこの距離の魅力について語った。
ゲストとして大会を盛り上げた新谷この記事に関連する写真を見る またこのイベントでは、一般ランナーもレースに参加。1周1.35kmの神宮外苑特設コースを約3周半する5kmの部に老若男女問わず多くのランナーが出場した。神奈川から参加した40代の男性は「道幅が広くて走りやすかった。周回コースだったので、ペースもつかみやすかったです」と充実感をにじませた。
一般ランナーも含め、総勢367人が東京のど真ん中を疾走したこの記事に関連する写真を見る そんななかでアディダスの最新シューズ「ULTRABOOST LIGHT(ウルトラブースト ライト)」を着用するランナーも。仲間と参加した30代の女性は「軽くて気軽に走れるシューズで、これまでのシューズよりもすごくいいと思います」と話し、50代の男性は「これまでの厚底シューズは足への負担がありましたが、これは安定感があってふくらはぎが張るとか、ヒザが痛いということはまったくなかったです」と満足げに語った。
パーレイ・オーシャン・プラスチックを一部使用した、ウルトラブーストシリーズ最軽量モデル「ULTRABOOST LIGHT」この記事に関連する写真を見る そんなランナーたちに向け、新谷選手は「東京のど真ん中で走れるという喜びがあったと思います。この大会が来年、再来年とずっと続いていくように、プロランナーを含め、一般の方々も一緒に盛り上げていけたらいいなと思います」と笑顔で語るとともに、「私も同じランナーとして頑張ろうと思いました」と今後のレースでタイムを狙っていくことを誓った。