スケボー西矢椛がアディダスのアンバサダーに就任。全世界へ配信するブランドフィルムにも出演

  • text by Sportiva

アディダスの発表会に登壇した西矢椛選手  ©adidasウィメンズ ブランドキャンペーン発表会アディダスの発表会に登壇した西矢椛選手  ©adidasウィメンズ ブランドキャンペーン発表会 東京オリンピックで日本人最年少金メダリストとなったスケートボーダーの西矢椛選手が、アディダスのウィメンズ ブランドキャンペーン発表会に出演。そろって登壇した、100mハードル日本記録保持者の寺田明日香選手、アーティストの詩羽さん、臨床心理士のみたらし加奈さんとともに、女性アスリートの可能性について意見交換を行ない、スケートボード発展に向けて思いの丈を語った。

 アディダスのグローバルアンバサダーに就任した西矢選手は、今回のキャンペーンのために制作されたブランドフィルムに出演。スケートボードを楽しむ姿を見せる一方で、何度も転んでは起き上がる不屈の精神を表現するなど、心を奮い立たせる内容となっている。

 撮影は1日がかりで、「大変だった」というが、この動画が全世界に配信されることを聞くと、「スケボーを世界中の人に知ってもらえることがうれしい」と笑顔を見せた。

 また、より充実した練習をするために、時には海外にも出かけるという西矢選手は、「スケボーをする人が増えてきていると思うけど、(日本には)滑れるところが少ないので、スケボーができるところを増やしてほしい。アディダスさん作ってください」と懇願した。左から、みたらし加奈さん、詩羽さん、西矢椛選手、寺田明日香選手    ©adidasウィメンズ ブランドキャンペーン発表会左から、みたらし加奈さん、詩羽さん、西矢椛選手、寺田明日香選手    ©adidasウィメンズ ブランドキャンペーン発表会 この発表会では、アディダスのウィメンズキャンペーン戦略を披露。2020年から展開している「Impossible Is Nothing」(「不可能」なんて、ありえない。)の一環として、2月15日より女性のインクルーシビティ(人種、性別、体型、障がいなどに関わらず、すべての人を受け入れること)にフォーカスした新キャンペーンをスタートさせると発表した。

 この新キャンペーンのメッセージが「I'm Possible/ジブンを信じきる。」。自分の可能性を信じ、人々に勇気を与えている世界各国の女性たちにスポットライトを当てたブランドフィルムを全世界に展開するとともに、新商品の発売を順次行ない、女性の多様なニーズをサポートしていく。

 新商品は、全40種類の豊富なバリエーションとワンランク上のフィット感をもたらす「スポーツブラ」、女性だけの開発チームによる女性のためのプレミアムランニングシューズ「ウルトラブースト22」、センベレ・テフェリ(エチオピア)が着用して女子単独5kmで世界新記録を樹立したシューズのシリーズ「アディゼロ最新コレクション」、岩渕真奈らが着用するスパイクの新モデル「プレデター エッジ」、そしてアディダス オリジナルスでの新作コレクション「アディカラーV」でスタートする。

 また、ブランドメッセージをともに伝えていくアンバサダーに渡辺直美さんが就任した。今後、女性のインクルーシビティをテーマとしたブランドフィルムや特別番組に出演する予定だ。

 渡辺さんは、「私はアディダスの『不可能なんて、ありえない』というブランドの姿勢がとても好きで共感しています。私自身、今までに周りから、『不可能なんじゃないの?』と言われてきたのですが、なんとかチャレンジして、夢をかなえるために、今はニューヨークに住んでいます。今回、さまざまなバックグラウンドを持つ女性の可能性にフォーカスしたキャンペーンということなので、少しでも多くの女性たちに向けて、一歩を踏み出す楽しさを伝えていきたいと思っています」とコメントを寄せた。

 アディダスは今後も、サステナビリティのアンバサダーであるローラさんなど、力強い女性パートナーたちとともに、さまざまな可能性に目を向けた活動を行なっていく。

■アディダスキャンペーンサイト>>

    関連記事

    キーワード

    このページのトップに戻る