逆境の中でも五輪をサポート。ANAがスポーツを応援し続ける理由とは (4ページ目)

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 彼らが一般社員と席を並べて働くことにより、「社員の士気が上がるし、物事に意欲的になる」という大きなメリットを享受できているという。また、スポーツを通じて小学生のキャリア育成をサポートする「ANA Blue Monsters」プログラムの講師役も務めている。さらに、彼らが社員向けに運動レッスン動画を公開し、コロナ禍での健康増進への活動にも一役買っているという。

 ANAは東京オリンピック・パラリンピックに向け、「HELLO BLUE, HELLO FUTURE~ひとには、翼がある。~」というビジョンの下、機体デザインコンテスト、ジャパンウォークへの協賛、大会500日前イベント等、各種施策・イベントを開催してきた。しかしコロナ禍において、当初予定していた企画については今後規模を縮小して実施することも検討している。大会終了後についても、社会の状況、予算に応じてできることは変わってくるが、スポーツ支援を継続する姿勢に変わりはない。

「その時々の状況に応じて、可能な限りスポーツ協賛は継続していきたいと考えています。今は限りある予算の中で、最適なサポートを調整しながら実施していくことになります」

 アスリートやスポーツ団体が、競技に集中するために必要なことの一つは、国際間での移動ストレスの軽減。それを実現できるのが、航空会社だ。要するに、航空会社のスポーツへの関わり方が、競技力、パフォーマンスに影響を与えるとも言える。コロナ禍といういまだかつてない逆境の中でも、そしてこれからも、ANAは日本を代表する航空会社の責務として、スポーツへの支援を続けていく。



全日本空輸株式会社
CX推進室
(スポーツ協賛担当)
永尾昌也氏

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