2018.03.30

地元ラジオ解説者たちが太鼓判。
今季もプロ野球は地方球団が強い!

  • web Sportiva by 株式会社radiko
  • 小池義弘●文 text by Koike Yoshihiro

  
 近年、プロ野球の地方球団のファンが熱い。

 ひいきのチームのユニフォームを身にまとい、スタンドから声をからす。その想いが選手を鼓舞し、勝利への執念を植えつける。選手たちの躍動、ファンの熱狂──臨場感あふれるシーンをインターネットラジオ「radiko」(ラジコ)が全国に届ける。注目の地方球団の今季戦力について、各チームを後押しする地元ラジオ局の解説者にキーマンを挙げてもらいながら聞いてみよう。

 昨年の日本一、福岡ソフトバンクホークスは、2015年に記録した253万5877人に迫る、パ・リーグ史上2番目となる252万6792人のファンを集めた。

昨年、自己最多の103試合に出場し、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得した甲斐拓也

 地元の声援が後押しする。戦力も盤石。それでも、慢心しないのが常勝軍団たるゆえんである。地元のRKBラジオで解説を務めるホークスOBの柴原洋氏は、「選手は揃っているので、ミスがないようにホークスの戦いをしていけば勝てる」と断言。その上で、投打のキーマンを挙げる。

「野手は、5番を打つアルフレド・デスパイネです。3番の柳田悠岐、4番の内川聖一が相手から勝負を避けられた場面で、ホームラン王と打点の二冠王を獲得した昨年のような活躍ができれば、打線はつながっていくでしょう。投手では、昨年の最多勝となった東浜巨(なお)。今年も重要な役割を担うでしょうね。カード頭に登板するでしょうが、どれだけチームに勢いを与えるピッチングができるか。昨年の経験を生かし、チームの柱として働いてもらいたいです」

 投打の柱は健在ではあるが、不安要素がないわけではない。捕手がそうだ。配球面に定評のある高谷裕亮が故障したことで、昨年ブレークした甲斐拓也の奮闘が前半戦のカギを握ると、柴原氏は言う。

「甲斐の存在は重要です。昨年、高谷とバッテリーを組むことが多かったリック・バンデンハークや武田翔太をどうリードしていくか。前半戦に限って言えば、甲斐がキーマンと呼べる存在かもしれません」

 パ・リーグの5球団は、そんな王者の隙を狙い、一気呵成に攻め立てるだろう。その一番手となりうるのが、昨季、前半戦を首位で折り返し、4年ぶりのAクラス入りを果たした東北楽天ゴールデンイーグルスである。レギュラーシーズンで過去最多の177万108人の観客動員数を記録するなど、年々、着実に東北のファンを増やしている。