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ニューバランス主催
ボーイズリーグイベント (2ページ目)

  • 谷上史朗●文・写真 text&photo by Tanigami Shiro

 小学校の部でタイム1位を記録した滋賀県・京都府・兵庫県・奈良県支部合同チームの川崎雅章監督(滋賀大津)が実は......と教えてくれた。

「競技の内容は事前に伝えられていたので、各チームから選手が集まった合同練習の時にやってみたんです。おかげで練習のときから盛り上がりましたし、今日結果も出て(1位)、やっぱり練習が大事というところに選手がつなげて考えてくれたら嬉しいですね」

 チーム対抗競技の一方、今どきの野球少年たちの"個の能力"の高さを実感させられた場面もあった。たとえば「クーニンエリア」と名付けた三塁側ファウルグラウンドで行なわれたスピードガンによる球速測定だ。進行を務めていたのが、野球のYoutuberとして人気のクーニンさんとあり、投球の合間には選手たちからも笑い声も混じりながら、そのなかで中学生からは130キロを突破するつわものが3名も現れた。

 今回参加の中学生は最終学年に上がる前の2年生(小学生は5年生)。それでいてこのスピードである。130キロを記録の田上奏大くん(西成)は目を輝かせ、「気持ち良かったです。130キロが出るとは思ってなかったので嬉しいし、励みになります」と語ってくれた。

 打球の飛距離を競ったロングティー対決でも、各選手の身体能力の高さを再認識させられた。小学生はセカンドベースの1メートル外野寄りの位置からバックスクリーンへ向けてスイング。するとここで滋賀・京都・兵庫・奈良合同の上原誠一くん(滋賀大津)が3球連続の柵越えを見せた。これには応援していたチームメイトらも声を上げ大盛り上がり。

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