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Shigekixが語るD.LEAGUE CHAMPIONSHIPへの思い「レギュラーダンサーとして参戦した理由」「特別視してきた先輩との関係」 (5ページ目)

  • text by Sportiva

高難度の技でも難なくこなすShigekix photo by Gunki Hiroshi高難度の技でも難なくこなすShigekix photo by Gunki Hiroshiこの記事に関連する写真を見る

【ブレイキンはチャンピオンシップ向き】

 レギュラーシーズン6位でチャンピオンシップ出場を決めたKOSÉ 8ROCKSは、トライアルマッチ(準々決勝)からの出場となる。頂点に立つには1日で3チームに勝たなくてはいけない。披露する作品数が多いうえに、Shigekixは「フィジカルにかかる負担はかなり過酷」とブレイキンならではの体力の消耗も危惧している。それでも勝算はあると見込んでいる。

「ブレイキンはすごくチャンピオンシップに向いていると思っています。3作品はもちろん多いんですが、1作品目で勢いがつけば、2作品目、そして最後の決勝戦は、ずっと飽きさせずに楽しませて、『今日はKOSÉ 8ROCKSの日だな』と思わせられるような景色、イメージ、戦略がすごく見えます」

 目標はもちろん優勝だ。

「僕たちブレイキンの世界で戦ってきたダンサーは、人一倍負けず嫌いで、そんななかで勝負してきているので、レギュラーシーズンの順位も含めて今のこの状況というのは、すごくモチベーションが上がる条件が整っているかなと思います」

 このチャンピオンシップで注目が集まっているのは、レギュラーシーズン2位のKADOKAWA DREAMS(カドカワ ドリームズ)の3連覇はあるのか、そしてレギュラーシーズンを3年連続で制したCyberAgent Legit(サイバーエージェント レジット)が3度目の正直で優勝を手にすることができるのかだ。ちなみにこの両チームはともにセミファイナルから登場する。

 そんななかで、KOSÉ 8ROCKSはどんな作品をぶつけていくのか、そしてShigekixがチャンピオンシップでどんな景色を見せてくれるだろうか。今から楽しみに待ちたい。

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【Profile】
Shigekix(シゲキックス、半井重幸)
2002年3月11日生まれ、大阪府出身。7歳でブレイキンを始め、 11歳から海外の大会に出場。数多くの優勝を獲得する。2018年にはブエノスアイレスユースオリンピックで銅メダルを獲得。2020年、世界最年少の18歳でRed Bull BC One World Finalを制す。2024年にはパリオリンピックで4位入賞。2024-25シーズンからKOSÉ 8ROCKSのレギュラーダンサーとして活躍している。これまでに国際大会で47回もの優勝を経験。世界トップレベルの実力を誇る。

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