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Shigekixが語るD.LEAGUE CHAMPIONSHIPへの思い「レギュラーダンサーとして参戦した理由」「特別視してきた先輩との関係」 (3ページ目)

  • text by Sportiva

「勝敗を分ける大きなパートのひとつで、当時からその重みを受け止めつつも、自分にとっては絶好のチャンスだと捉えていました。10秒とかの短い時間で人に印象を与える、興奮させるというのは、これまで何度もやってきました。エースパフォーマンスでは、いかに自分が培ってきたものを発揮できるか、そこにかかっているような感覚でした。

 自分の自信あふれる姿を、そのままパフォーマンスに落とし込むこと、そして向かい合っているのはバトルする相手ではなく、お客さんであり、審査しているジャッジの方々なので、短い時間であっても、彼らの心をしっかりとつかみにいくことは、意識していた部分でした」

 Shigekixはスポットライトが当たった瞬間に、人差し指を立てて右腕を高く突き上げると、そこからヘッドスピンなどのパワームーブを繰り出した。そして今度は大きく手を広げて観客をあおってからフットワークに続いてフリーズを披露。エースパフォーマンスはこうやって盛り上げるんだ、と言わんばかりのキレと躍動感のあるダンスを見せた。

ラウンド1でのエースパフォーマンス。得意のフリーズで締める ©D.LEAGUE24-25ラウンド1でのエースパフォーマンス。得意のフリーズで締める ©D.LEAGUE24-25この記事に関連する写真を見る 結果的にKOSÉ 8ROCKSはSEPTENI RAPTURES(セプテーニ ラプチャーズ)に5対1で勝利。もちろんエースパフォーマンスでも1票を獲得した。さらにこのラウンド全体でのMVD(Most Valuable Dancer)にも選ばれた。

「たくさんの方々から『印象的だった』と反響をいただいて、自分が思い描いていたもの、狙ったことがちゃんと届いてうれしかったです」

 Shigekixは海外遠征などで次の出場はラウンド10となったが、そこでもエースパフォーマンスを披露。再びMVDに輝く快挙を見せた。

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