阪神ファンの櫻坂46小池美波が中学時代の同級生・佐藤輝明にエール。「今年もホームランをいっぱい打って!」 (3ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

佐藤輝明は三振も「カッコいい」

ーー佐藤選手とは中学時代は同級生で、しかも席が隣同士だったとか?

小池
 そうなんです。ただ、私は当時、人見知りだったのでそこまでしゃべったことはなかったと思います。でも、給食の時はよくやり取りする機会があって、ご飯の量が多いと、私は少食なので時間内に食べきることができないのですが、佐藤くんに「ご飯を半分食べてもらえませんか?」とお願いすると、いつも「全然食べるよ」と快く応じてくれていました。私を含めて誰に対しても優しかったので、クラス全員から愛されているのは感じていましたね。

 休み時間の時とか、すぐにみんなとドッジボールをしに行っていた印象が強いです。汗をかいて教室に戻ってきて、「楽しかったな」って言い合いながら次の授業の準備に取りかかる。「青春してるなぁ」と思いながら見ていました。ずっと教室にこもっていた私とは正反対だったので、うらやましかったです。

ーークラスの中心的存在だったんですね。

小池 運動会のリレーの時なんてアイドルみたいでした。走りながら応援しているクラスメイトに向かって「イェーイ!」って手を振ったりして(笑)。ファンサービスを忘れないというか。周りからは「テル」って呼ばれていて、すごく人気でした。もちろん本気で走ってはいるんです。けど、まだ余力があるなというのは、こちらから見ていてもわかるんですよ。それくらいの体力を当時から持っていたんだと思います。

ーー小池さんも「テル」と呼んでいたんですか?

小池 私は「佐藤くん」か「佐藤さん」ですね。彼も私のことを「小池さん」と呼んでいて、さん付けくん付けの絶妙な距離感でした(笑)。

ーーそんな佐藤選手が実際にタイガースに入団された時はどんな気持ちでした?

小池 正直、彼の中学卒業後のことは知らなかったんですが、ドラフト会議でタイガースにドラフト1位指名で入団したというニュースを見て、「あれ、輝明っていう名前、いたなぁ」と思い出したんです。それで地元の友達に佐藤くん本人かどうかを確認したら、本当にそうで驚きました。そこから、よりタイガースの試合を見るようになったんですけど、こんなプロの世界で、たくさんの視線を浴び、プレッシャーがものすごくかかる場面でホームランを量産している。本当に強い選手だなと、今は尊敬のまなざしで見ています。

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