櫻坂46松田里奈が語るソフトボール時代「セーフティバントが得意」。「極めていた」ことも

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo

櫻坂46松田里奈インタビュー後編「ソフトボール部の思い出」

櫻坂46の2期生メンバーで、副キャプテンとしてグループを支えている松田里奈さん。バラエティーにラジオ、朝の情報番組に至るまで幅広い活躍を見せている。周りを惹きつける明るさが持ち味の彼女だが、中学時代の3年間はソフトボールに打ち込んでおり、"意外なポジション"でその魅力を発揮していた。そんな"松田里奈らしさ"が詰まったソフトボール部時代を中心に、あまり明かされていないスポーツとの関わりについて聞いた。
(『呪術廻戦』愛を語った前編はこちら>>)


【押しに負けて入部】

ーー中学時代にソフトボール部に入ろうと思ったきっかけを教えてください。

松田里奈(以下、松田)
 もともとはソフトテニス部に入ろうと思っていたんですけど、ソフトボール部でキャッチボールを体験したら思った以上に楽しくて。勧誘していた先輩の押しの強さに負けた、というのもありますが(笑)。それに私たちの世代が入るまで、部員はその先輩ひとりだけで廃部の危機だったんです。だから、未経験でもレギュラーになれるかなと思っていたんです。でも当時の1年生が私含めて一気に10人以上入ってしまったこともあり、結局3年間、ほとんどベンチメンバーでした(笑)。

中学時代の部活動の思い出を語った櫻坂46の松田里奈さん中学時代の部活動の思い出を語った櫻坂46の松田里奈さんこの記事に関連する写真を見るーーポジションはどこだったのですか?

松田 ピッチャーでした。もちろん経験はありませんでしたが、立候補したらやらせてもらえることになったんです。始めた当初は手応えがあったんですけど、それ以降はずっとスランプみたいな状態におちいって(笑)。抜け出せないまま、気づいたら3年を終えてました。実戦では練習試合には出られていたものの、やはり公式戦に出場することはできませんでした。登板できたとしても自信はなかったので、心のなかでは「ふ〜よかった〜」って安心しちゃってました。

 なので私はベンチから声援を送ることと、三塁コーチャーズボックスに立つことが多かったんです。というか、むしろ三塁コーチを極めていました(笑)。ピッチャーとしてマウンドに上がる時は、チームメイトから「里奈、大丈夫だからね」「打たせていいよ。私たちが捕るから」とすごく心配されていたんですけど、三塁コーチだと「めっちゃわかりやすいから、すごく好き」って言ってもらえて。唯一褒められたポジションでした。

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