香川真司、ダービーで技あり先制弾。それでも表情が浮かない理由
シャルケ戦で先制ゴールを決めた香川真司 ブンデスリーガ第29節。シャルケ対ドルトムントの通称レヴィアダービーは2−2の引き分けに終わった。
ドルトムントにしてみれば痛い引き分けだった。前日にシュツットガルトに勝っているバイエルンとの勝ち点差は7に開き、残りは5試合。優勝争いから大きく後退することになった。
一方、シャルケにとってはホームでの一戦ではあるが、悪くない結果だ。まず、今季前半戦の対戦では3−2と敗れている相手であり、先週はインゴルシュタットに0−3で敗れている。インゴルシュタットは昇格組ながら9位と大健闘中だが、シャルケにしてみれば大失態だった。この引き分けで順位は変わらないが、チャンピオンズリーグ(CL)プレーオフ出場の4位との勝ち点差は3。ストレートインできる3位との差は4と、可能性を残した。
このレヴィアダービー、本来であればブンデスの試合の中でも1、2を争う盛り上がりを見せるものだが、今回はどこか冷めた印象を受けた。原因は、ドルトムントが先週、ヨーロッパリーグ(EL)でユルゲン・クロップ前監督率いるリバプールと対戦(結果は1-1)したことにありそうだ。ドルトムントの象徴ともいえる指揮官との再会に、チーム関係者、メディアからサポーターまでテンションが上がりっぱなし。今週半ばにある第2戦への期待も高まる一方だ。その反動がシャルケ戦にきてしまったようだ。
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