松田丈志の予感。「池江璃花子の進化は国際大会で加速する」

  • 松田丈志●文 text by Matsuda Takeshi
  • photo by Kyodo News

【短期連載】松田丈志が解説!「パンパシ」・「アジア大会」(1) 

 4年に1度のオリンピック、その中間年に当たる今シーズン、競泳はパンパシフィック水泳選手権が開催され、選手たちはその後すぐアジア大会に出場する。「トビウオジャパン」にとって熱い戦いがいよいよ始まる。

パンパシの公式練習の場で笑顔を見せる池江璃花子パンパシの公式練習の場で笑顔を見せる池江璃花子

かつてない異例の2連戦

 パンパシフィック水泳選手権は本日9日からスタートだ。いつもと違うのはアジア大会との日程が近いこと。例年なら、パンパシフィック水泳選手権からアジア大会まで1ヶ月程度間が空いていたが、今年は中6日でアジア大会が始まる。このことについて平井伯昌監督に話を聞くと、

「パンパシの4日間(8月9日~12日)とアジア大会の6日間(水泳は8月19日~24日)を通して、10日間の大会だと考えている。東京五輪も決勝は午前中に行われることが決まり、競泳の大会期間は9日間になる見込みで、そのシミュレーションにもなる」と話していた。

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