選手が別人のようになっていく。松田丈志の見た世界ジュニア選手権 (5ページ目)
すでにオリンピックも世界選手権も経験している池江にも、今大会を終えて東京五輪での目標を改めて聞いてみた。
池江の答えは金メダルと複数種目でのメダル獲得。それは今回の世界ジュニア選手権で出した成績を、そのままオリンピックでも出したいということだ。
世界ジュニア選手権を経験したスイマーたちは、世界の同世代のなかで自分の実力を知り、悔しさや喜びを感じた。その経験を通して、今後の世界選手権や2020年東京五輪へのイメージを膨らませている。
当然、大会のレベルは全然違うから、同じような結果を出すのは大変だ。しかし、これから成長していくジュニアスイマーにとっては世界の舞台で、なりたい自分のイメージをすること、そして、自らそれを願うこと自体が大きな一歩だ。
世界ジュニア選手権――。世界の水泳界全体で行なう壮大な予行練習は、ジュニアスイマーたちの将来への大きなステップになると強く思った。
選手、スタッフ全員で記念撮影。このなかから2020年東京五輪で活躍する選手が多数出ることを祈る
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