【大学駅伝】「早大はちょっと強すぎますけど、2番手争いはできる」 全日本6位の駒澤大・藤田敦史監督が語った本音 (2ページ目)
【今の弱みが出た6区以降】
4区では藤田監督が「足りない部分が出てしまった」と振り返るように、ルーキーの池谷陸斗(1年)が区間10位の苦しい走りで順位を3位に落とした。そして、勝負を決める区間と考えていた5区には、今季の出雲が初駅伝だった植阪嶺児(4年)を起用した。植阪は自身の走りについてこう振り返る。
「ある程度ゲームチェンジができるような区間配置だったと思いますが、自分的には無難な走りになってしまい、納得できていません」
植阪は2.5kmを過ぎて、青山学院大の主力である小河原陽琉(3年)に抜かれながらも冷静について行き、ラスト1kmで抜き返すと、区間4位の走りで粘りを見せた。
そして、6区以降の流れについても、藤田監督は「弱さが出た」と語る。菅谷希弥(3年)は区間8位で、順位をひとつ落として4位での襷渡しとなった。
「5区が1回盛り返してくれて、なんとか踏みとどまりました。しかし、6区で再び足りないところが出てしまい、順位を下げました。
そうなると、7区の桑田駿介(3年)も前半から突っ込むしかなく、後手に回ることに......。2枚の飛車角を抜かれた時に戦えなくなってしまうことが弱み。今のうちの選手層を物語っているので、そこをこれから強化していかないといけないかなと思いますね。
谷中が元気なら、ほかの区間でタイムを稼ぐという戦略もありますが、今の駒大で突出した力があるのは桑田だけなので、やっぱり彼を7区に置くしかなかったです」
最長19.7kmの8区も藤田監督としては、力試しの区間と考えていた。ハーフマラソンで1時間02分11秒の自己新を出し、長い距離に安定感がある新谷倖生(4年)を起用した。
「7、8区は重要な区間ですが、例年とは違って攻めの8区というよりは、つなぎの8区というような感じになってしまった部分がある。新谷はすごく頑張ったと思うけど、力負けっていうところだと思います」
新谷は各校の主力が集まるなかで区間13位にとどまり、順位を4位から6位に落とした。一時は7位まで下がりながらも粘って、中央大や大東文化大と競り合い、最後は6位で、中央大とタイム差なしでゴール。
「チームとしても気迫を感じた部分なので、そういうよいところを一つひとつ箱根に向けて増やしていきたいと思います」と藤田監督は評価する。
「全日本では3位には入りたかったので、力負けというのは認めなくてはいけないけど、箱根に向けて、目途が立ったところは何区間かありました。そこの収穫は大きかったなと思うので、ひとつずつプラスを増やしていって箱根は総合力で臨むという感じです。
そのためには今出遅れている選手が戻ってこないと戦えないと思うので、ここからの2カ月はしっかりやります」
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