【大学駅伝】「競り合いすらさせてもらえなかった」チームが全日本7位に 大東文化大がつかんだ箱根上位への手応え (2ページ目)
【下級生が序盤の流れをつくった】
全日本の出走メンバーには、箱根予選会を走った12名のうち7名が名を連ねた。1区の近江亮(1年)は、箱根予選会では個人128位だった。箱根駅伝での起用も見据えて1区をまかせた近江について、真名子監督はこう説明する。
「近江は大舞台に強い選手。1区の選手が持ち合わせているラストスパートのスピードはないんですけど、勝負強いんです。先頭と10秒以内で来てくれるだろうという安心感があったので使いました」
近江は区間9位で、トップの青山学院大から9秒差と、期待された役割を果たした。1区でいい流れをつくり、大東大は自分たちのペースでレースを進めた。こうした走りが7位につながった。では、真名子監督が選ぶ今回のMVPは誰なのだろうか。
「3区(区間2位)の上田(翔大・2年)ですね。非常によかったです。ただ、区間賞を獲った(早大の)新妻(遼己・1年)君が上田の高校(西脇工業)の後輩なんですけど、彼に1分近くやられているのがどうかなと思いましたけどね(苦笑)。最初は補欠にしていたけど、何かあればどこの区間でも行けると思っていましたし、何もなければ3区に入れようと決めていて、本当によく走ってくれました」
主将の棟方一楽(4年)も、上田の走りがチームにもたらした影響の大きさを強調する。
「区間2位で3区を走ってくれて、そこからいい流れをさらに加速させてくれた。その流れが4区、そして5区の自分へとつながったので、上田の走りは本当にチームとしてすごく大きかったですし、今回のシード権を引き寄せたと思います」
棟方自身は5区をまかされた。今回の全日本では、距離の長い7区、8区に加え、2区、5区にも主力を配置する大学が目立った。5区には、鈴木琉胤(早大・2年)、三宅悠斗(中大・2年)、山本悠(順大・3年)、小河原陽琉(青学大・3年)ら、各チームの有力選手が顔を揃えた。
「自分が5区に割り当てられたのは、そういう選手たちと戦うためかなと思っていました。このコースを走るのは一昨年以来2回目なので、コースは理解していますし、最初はアップダウンがありますが、そこを越えると比較的平坦なので後半上げていけるかなと思っていました。ただ、実際には区間7位で、上のレベルの選手たちにはまだ及んでいないので、箱根までの間、しっかり練習して勝てるように準備していきたいです」
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