【大学駅伝】「小池が戻ってきたと言わせます!」出雲9位の創価大、全日本でダブルエース復活なるか (3ページ目)
【全日本で期待したいダブルエースの復調】
ムチーニと小池のダブルエースが失速する誤算もあり、創価大は出雲で思い描いた駅伝ができなかった。全日本までは3週間。どのように立て直し、調整していくのだろうか。榎木監督はこう語る。
「まずは出雲に出た主力のコンディションを整えていくことですね。(全8区間の)全日本は人数がふたり増えるので、チームの競争力を高めながら主力の走りの精度をもうちょっと高めていかないといけません。全日本は8位までにシード権が与えられるので、出雲と同じ9位だとシードを落としてしまいます。そういう危機感を持ちながら臨んでいかないといけないと思っています」
全日本では、出雲制覇の早大、さらに中大、國學院大、順天堂大、駒大、青山学院大ら強豪校に加え、地区選考会を突破してきたチームと競うことになる。
「早大には、最後までやりきる強さがありました。また、國學院大は2位に順位を上げてさすがだなと思いました。次は中大や青学大も上がってくるでしょう。9位が自分たちの現実ですが、『次は』という気持ちもあるので、もう一度戦えるチームにして全日本に臨みたいです」
創価大は今、強豪校の一角に加われるかどうかの瀬戸際にいる。早大は全員が勝利に貪欲で、100%の力を発揮して優勝した。その域に達しなければ、頂点は見えてこない。ダブルエースの復調に加え、8区間を切れ目なくつなぐ総合力を示せるか。
11月1日の全日本は、箱根に向けて創価大の真価が問われる一戦となる。
(了)
著者プロフィール
佐藤俊 (さとう・しゅん)
1963年北海道生まれ。青山学院大学経営学部卒業後、出版社を経て1993年にフリーランスに転向。現在は陸上(駅伝)、サッカー、卓球などさまざまなスポーツや、伝統芸能など幅広い分野を取材し、雑誌、WEB、新聞などに寄稿している。「宮本恒靖 学ぶ人」(文藝春秋)、「箱根0区を駆ける者たち」(幻冬舎)、「箱根奪取」(集英社)、「箱根5区」(徳間書店)など著書多数。近著に「箱根2区」(徳間書店)。
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