【大学駅伝】「小池が戻ってきたと言わせます!」出雲9位の創価大、全日本でダブルエース復活なるか (2ページ目)
【アンカー小池に起きた異変】
その小池について、榎木監督は、いつものようにリミッターを外した快走を期待していた。2.4km地点では、トップ争いから遅れた4位の日大に21秒差まで迫り、チームを5位に押し上げた。榎木監督も「ここからできるだけ上に行ってほしい」と思っていた。ところが、その後、失速。5位集団からも遅れ、順位を落としていった。
「責任を感じています。反省しています」
レース後、小池は神妙な面持ちでそう語り、レース中の異変をこう振り返った。
「最初の入りは、めちゃくちゃ順調というか、このままいけば2位までは見えるなって思っていたんです。でも、出雲大社に来た時ぐらいに『あれ、なんか今日はおかしい』って思ってラップを見たら、(1kmあたり)3分かかっていたんです。『ちょっと待って、この動きで3分かかるのはマジでおかしい』と思っていたら、後ろから駒澤、順天堂、帝京のグループが来て、何の反応もできなかった」
出雲に向けてはポイント練習を外さずにこなし、アディゼロ5Kでも好走。順調な仕上がりだった。ただ、寮の相部屋の仲間がインフルエンザに罹患し、自身も1週間ほど前に体に違和感を覚えた。
「それでも今回は自分が走らないといけない責任をめちゃくちゃ感じていたので、出たんですが、最初だけでした。後半は『何これ? 何が起きたんだ?』って感じで、気がついたらレースが終わっていました。今までの駅伝で一番ひどい出来です。『4年生にもなって何をやってんだ』って。言葉が出てこないです。今日はもう"強気な小池"を出せません。準備不足も含めて反省しています」
小池の走りについて、榎木監督はこう話した。
「小池は、体調不良があって、それが尾を引いたのかなと。それに加えてオーバーペースで入ったので、冷静に駅伝ができず、精彩を欠いてしまいました。ただ、それは小池だけの責任ではなく、3区から駅伝が後手後手になってしまったツケが最後に出たのかなと思います。やはり、いい流れをどこかの区間でしっかりつくらないといけなかったですね」
小池は区間10位、チームは9位。上位進出を狙っていた創価大にとって、厳しい結果となった。それでも、小池は自身とチームの今後を悲観してはいない。
「自分が3つ順位を落とすなど、自分とスティーブン(・ムチーニ)があまりにも不甲斐ない走りをしてしまった。そこをしっかりと軌道修正していくことができれば、全日本では目標の順位までたどり着くと思います。今回、菅野と織橋がいい流れをつくってくれましたし、全日本に向けて切り替えていきたいです」
いつも強気で、明るく楽しそうに話す小池だが、さすがに責任を感じていたようだ。その口からは何度も「反省」という言葉が漏れ、最後まで笑顔が戻ることはなかった。だが、創価大が勝つために、小池の力は不可欠だ。
「全日本では『小池が戻ってきた』と言わせます!」
その声に覚悟が感じられた。きっとド派手な走りをしてくれるだろう。
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