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【大学駅伝】「スピード軍団」中大が2年生コンビで加速、復調気配の駒大は「夏に仕切り直し」 (2ページ目)

  • 佐藤俊●取材・文 text by Shun Sato

10000mでも27分台】

 その濵口と同じ2年生で、周囲をアッと言わせる走りを見せたのは三宅悠斗(2年)だ。ホクレン網走大会の10000mA組に出場し、ペースメーカーが8000mで抜けた後、前を行く國學院大の主将、野中恒亨(4年)に食らいつき、野中に続く組3位、274445PBをマークした。

「ペーサーが離れた後、野中さんは上げられる余裕があったのですが、僕はついていけなかった。さすがといいますか、学生トップは違うなと力の差を痛感させられました」

 三宅は1年時、全日本大学駅伝で5区を走って区間3位と結果を出したが、箱根駅伝には出場できなかった。そんな三宅の意識を変えたのが、やはり、春に参加したアメリカ合宿だ。世界のトップレベルの選手と一緒に練習し、そのスピードや練習姿勢などを目の当たりにして「このままではダメだ」と意識が上がった。

 その後、ケガなく練習を積めたことで能力が開花した。5月のゴールデンゲームズinのべおかの5000m132866PBをマークし、関東インカレ1部10000mで5位入賞。6月の日本選手権では5000mに出場して134198で予選落ちしたが、それから1カ月で調整し、結果を出した。

「昨年は全日本しか出られなかったので、今年は3大駅伝に全部出て、すべて区間賞を獲り、すべての駅伝で優勝を決定づけられる走りをしたいです。監督からは『今年は早大を意識していかないといけない』と言われているので、早大に対して、自分たちも力があるぞ、強いぞというところを見せていかないといけません。今回は、それを少しは見せられたかなと思います。濵口とふたりでチームを引っ張って、駅伝で勝ちたいです」

 ホクレンでは、この2年生ふたり以外にも収穫があった。

 故障で4カ月ほど離れていた本間颯(4年)が千歳大会5000mA組に出場して135947とタイムは伸びなかったが、箱根駅伝3区で2年連続区間賞の実力者だけに、夏を前に実戦復帰を果たせたのは大きい。また、網走大会の10000mA組には並川颯太(3年) が出場し、途中から単独走になるなか283634の好タイムをマークした。

 網走記録会でも、柴田大地(4年)が5000mに出場し、蒸し暑い、厳しいコンディションのなか、粘りの走りで1位(140046)となった。最後の箱根に向けては「5区ではなく、ほかの平地区間で走りたい」と意欲を見せた。

 以前からトラックのスピードに自信を持つ中大は、5000m1330秒を切る選手が6人もいる。箱根はトラックの持ちタイムだけでは測れない難しい駅伝だが、3大駅伝初戦の出雲はスピード勝負。そこで勝てば、一気に流れに乗るかもしれない。

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