箱根駅伝の順位を識者3人が予想。駒大と青学大の勝負を分けるポイント、シード圏内に入る10校は? (2ページ目)
【2強の争いに國學院大が割って入る】
■酒井政人(スポーツライター)
1位:駒澤大
2位:國學院大
3位:青山学院大
4位:中央大
5位:創価大
6位:順天堂大
7位:東洋大
8位:東京国際大
9位:城西大
10位:早稲田大
2強対決は駒大が勝つと予想する。1区は僅差で、駒大の田澤廉(4年)と青学大の近藤幸太郎(4年)が激突する2区で駒大が30秒ほどリードしそう。前回は駒大が2区終了時で1分02秒差をつけてリードしていたが、3区で青学大が逆転し、1分59秒差をつけて形勢が一気に逆転した。しかし、今回は駒大が3区でリードを広げると読む。スーパールーキー佐藤圭汰が快走して、そのまま駒大が逃げ切るのではないだろうか。
田澤は過去2年、前年12月に10000mで好タイムを残してきたが、今冬はトラックレースに出場していない。1年生の佐藤も同様で、ふたりとも箱根に向けたトレーニングがしっかりできたと推測する。今回の駒大は、青学大と同じく箱根に照準を100%合わせてきたのが大きい。
青学大の優勝が厳しそうとなると、その背中が見えてきた國學院大はメンタル面やモチベーションが変わってくる。その分、國學院大がパワーを発揮して青学大を上回ると予想。特に5区伊地知賢造(3年)の走りに注目したい。
中大は2区と4区が國學院大より劣る分、トップスリーは難しいと判断。順大も2区が少し計算できない。創価大は8区以降の戦力が中大より落ちるため、この順位を予想した。
東洋大は2区終了時でシード圏外でも総合力で上がってくるはず。逆に東京国際大は5区以降に順位を落とすだろう。
予選会校からは城西大と早大がシード権に届くのではと予想する。城西大はケニア人留学生のヴィクター・キムタイ(1年)と5区山本唯翔(3年)で順位アップが可能。往路をシード圏内で折り返すことができるだろう。早大は2区終了時で厳しい戦いになっても、徐々に順位を上げてくるのではないだろうか。
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