2020.12.25

箱根駅伝優勝候補の一角・駒澤大の強みは? カギは1、2年生の活躍

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • photo by Kyodo News

 11月末の記録会では、1年生の1万m自己記録更新が続出。白鳥哲汰の田澤に次ぐチーム2位の28分14秒86を筆頭に、青柿響が28分20秒42、鈴木芽吹が28分23秒87、花尾恭輔と赤津勇進も28分30秒48と64を記録し、チームの2~6位までを1年生が占めたのだ。

 箱根のチームエントリーでは、前回4区区間5位の小島海斗(4年)はケガの影響により外れたが、前回経験者の4年生4名の名前はある。4年生以外の経験者では、石川拓慎(3年)と2年生の田澤だが、今回は2年生が4名に1年生が5名と、下級生が多いのが特徴だ。

 大八木監督は「エントリー上位10名の1万m平均タイムが、出場校中トップの28分26秒81であること」がチームの強みであると話し、それを前提に目標をこう語った。

「若いチームなので流れに乗るためにも往路優勝をして、復路でも確実に前の方でレースを進めていけば総合優勝も見えてくる。最低でも3位以内には入りたい」

 ポイントとなるのは、往路での田澤の起用区間だ。1区は前回も全日本1区で好走していた中村を起用したように、今回は全日本の1区で3位になった加藤淳(4年・前回は8区区間11位)が濃厚だ。1万mの自己記録は大学2年時の28分36秒59だが、今年は全日本インカレの5000mで13分43秒61の自己ベストを記録しており、好調さが覗える。

 続く2区は、順当ならエースの田澤だろう。前回、東洋大の相澤晃が出した1時間05分57秒の区間記録更新は厳しいとしても、1時間6分台前半を出せる力はあるはず。1区で上位につければ、田澤がトップに立つ可能性は大いにある。うまく留学生たちとうまく競り合う展開になれば、青学大や東海大との差を広げることもできるだろう。