サニブラウン、世界陸上100m決勝進出へ「絶好のチャンス」だった (3ページ目)
結果は10秒28で7位。決勝進出は夢と消えた。「いくら持ちタイムが速くても、結局は一緒に走らないと力の差はわからない部分があるので。一緒に走って、そこで(本当に)誰が強いかというのが、こういう大会では問われるんだと思いました。それだけに悔しいのひと言ですね」とサニブラウンは振り返った。
準決勝第1組でジャスティン・ガトリン(アメリカ)などと走ったケンブリッジは、中盤まではいい走りをしていたが、ガクンとバランスを崩すと、そこから硬い走りになって10秒25で6位という結果になった。
「昨日から後半部分を修正しようと思っていたんですが、うまく修正できずに終わっちゃったかなと思います。日本選手権では、しっかり合わせてベストも出して、ある程度の手応えを感じていたので、やれるかなという気持ちでロンドンに入った。それなのにうまく調子を上げられなかったのが悔しいですね。ケガで練習を中断した影響もあるかもしれないですが、本当に強い選手ならそこはうまく持ってくると思うので。去年は経験が必要だということをすごく感じ、今年はそれより自分の走りを仕上げていく技術が必要だとすごく感じました」(ケンブリッジ)
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