素人ランナーがトラックで真剣勝負。「大人のタイムトライアル」とは (3ページ目)

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 実際、この日一番の盛り上がりを見せたのは、それまでペースメーカーを務めてくれた選手たちが、自ら本気の走りを見せる最終レースだった。日が落ちてきて、競技場がライトに照らされ始めたころには、どこからともなく人が集まり、最終レースが近づくにつれてトラックの周りにはギャラリーが増えていった。

迫力ある走りで、今大会一番の盛り上がりを見せた最終レース迫力ある走りで、今大会一番の盛り上がりを見せた最終レース 当日のペースメーカーの中でもひときわ多くの人から声をかけられていた、今回で2回目の参加だという八木勇樹選手と三田裕介選手にも、大会の魅力について語ってもらった。

「これだけ多くの市民ランナーの方々が集まって、トラックでタイムを出すっていう機会はなかなかないと思うんですよ。一生懸命応援してもらえるなかで、苦しい顔をしながらも、みんなで走れるって本当にいいことだなと感じます」(八木選手)

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