箱根の「新旧エース対決」と男子代表争いで、びわ湖マラソンが熱い! (3ページ目)

  • 酒井政人●文 text by Sakai Masato
  • photo by AFLO

 日本勢ではリオ五輪代表の佐々木悟(旭化成)と石川末廣(Honda)が出場。ほかでは2時間8分台の記録を持つ松村康平(MHPS)、山本亮(SGHグループ)、堀端宏行(旭化成)が実績では上位だが、最も注目を集めているのは、箱根駅伝で3連覇を飾った青山学院大の絶対エース・一色恭志だ。

 昨年の東京で初マラソンに挑み、日本人3位となる2時間11分45秒で走破。今回のびわ湖が2度目のマラソンで、期待値は前回以上に高いだろう。本人は「学生記録の更新を狙っていく」と、藤原正和(中大/現・中大駅伝監督)が03年のびわ湖で樹立した2時間8分12秒の学生記録をターゲットにしている。

 一色は箱根駅伝の「花の2区」を、3年連続で1時間7分台の区間3位で走るなど、安定感が持ち味。藤原は直前の箱根駅伝2区を1時間7分31秒で走ったが、一色も昨年の2区で1時間7分35秒をマークしている(今年は1時間7分56秒)。箱根2区のタイムと、これまでの活躍などを考慮すると、2時間8分~9分台は十分に狙えるはずだ。

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る