びわ湖マラソンでキーマンとなるのは『ペースメーカー』川内優輝? (4ページ目)

  • 酒井政人●取材・文 text by Sakai Masato photo by AFLO

 過去、びわ湖で2時間9分未満のタイムを残した日本人選手は14人と多い。そのうち、01年、03年、04年、08年、12年には複数の日本人選手が2時間9分未満でフィニッシュしている。さまざまな面で追い風が吹いている今大会は、五輪選考会としてはかなり「おいしいレース」になりそうだ。

 キャリアを考えると、前々回の日本人トップ&北京世界選手権代表の前田和浩(九電工)やロンドン五輪6位&モスクワ世界選手権5位の中本健太郎(安川電機)のふたりが日本勢の本命。2時間9分台のタイムを持つ酒井将規(九電工)、石川末廣(Honda)、足立和弥(旭化成)らがそれに続く。

 北京世界選手権代表の藤原正和(Honda)に続き、ロンドン五輪代表の山本亮(SGHグループ)も欠場を表明しており、新たなる「五輪の星」が輝く可能性も高い。いずれにせよ、びわ湖から「世界」につながる道はハッキリと見えている。

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