【続・東京マラソンへの道】中島彩「同世代の女性ランナーと意気投合!」 (2ページ目)

  • 中島彩●文・写真 text & photo by Nakajima Aya

☆女子トーク炸裂であっという間に10キロ完走!

 集合場所となったのは、東京・渋谷区にある代々木公園。天候はあいにくの小雨でしたが、そんな空模様を吹き飛ばすぐらい、賑やかなスタート地点でしたよ。色鮮やかなウェアで着飾った女性が集結し、香水の香りが漂っているスタートは、今まで経験したことがありませんでした(笑)。そんな模様を見ていると、「一緒に撮りませんか?」と、さっそく女性のランナーから声をかけられました。その女性ランナーは普段、ショッピングモールの受付を仕事にしている方で、すぐに「ガールズトーク」で意気投合! その方もひとりで参加していたので、一緒に走ることにしました。まさか、走る前からいきなりラン友ができるなんて、ちょっとした奇跡です(笑)。

 コースは代々木公園をスタートし、渋谷にあるタワーレコード前の交差点を折り返して原宿方向に。そして原宿駅から表参道をまっすぐ走り、表参道ヒルズ前で折り返して、明治神宮に向かいます。その後、明治神宮の境内を通って代々木公園に戻ると、ちょうど10キロ。東京の地理を知っている方なら誰もがイメージできる道のりを、日曜の午前中に交通規制をして走るのです。なんて、ぜいたくなことでしょう!

 その中でも一番ビックリしたのが、明治神宮の中を走るコースでした。普段は絶対に走ってはいけない境内を、特別に走らせてもらえたんです! 緑に囲まれた砂利道を通過したときは、神秘的な気分になりましたよ!

 さて、スタート地点で意気投合した20代の女性ランナーと私は、おしゃべりできるゆっくりとしたペースで10キロを走りました。渋谷の女子高生を見ながら学生時代の話で盛り上がったり、原宿でポップコーンの匂いに反応してスイーツ談義をしたり、表参道ではウインドウショッピングをしながらファンションの話に華が咲いたりと、同世代と楽しく会話しながら走ることがとても新鮮でした! そんなテンションだったので、コースの最後に待ち受けていた急な坂もすんなり登り切って、あっという間にゴール。こんなにも短く感じた10キロは人生初でした!

 同世代の方とのランは、美容やファッション、そして走った後の食事など、いろんな角度で共感することがありました。ますます、「忙しく働いている女性の方に、もっとランニングの楽しさを知ってもらいたい!」と思いましたよ。私もひとりの「働く女性ランナー」として、どんどんランニングの魅力を伝えていきたいです!

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