ケガ人続出のパラアイスホッケー、メダル挑戦にギリギリ間に合った! (4ページ目)

  • 荒木美晴●取材・文・写真 text&photo by Araki Miharu

「仲間には感謝の気持ちしかないし、彼らの頑張りに勇気づけられました。帰国後も地元・旭川の仲間たちが手術やリハビリのサポートをしてくれ、最短で復帰することができました。平昌では、チームの勝利につながるプレーをしたい」と話す三澤。

 多くを語るタイプではないが、平昌でもその実直かつ献身的なプレーでチームを牽引してくれることだろう。

 平昌パラリンピックのパラアイスホッケー競技は、開会式翌日の10日から始まる。日本は予選の初戦で強豪・韓国と対戦。11日に優勝候補のアメリカ、13日にライバル・チェコと対戦する。いずれも日本より格上のチームだ。今年1月の長野での国際大会、また直後のイタリア遠征でもそれぞれ対戦して日本が敗れているが、フルメンバーがそろい、初戦の韓国戦で最終予選の時のようなチーム一丸となったプレーができれば、決勝ラウンド進出も見えてくる。

 逆境を力に変え、8年ぶりのメダルへ。日の丸の誇りを胸に、日本代表が最高峰の舞台に挑む。

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