パラアイスホッケー、メダル獲得への力試し。
平昌パラ前哨戦に挑む

  • 荒木美晴●取材・文・写真 text&photo by Araki Miharu

 最終予選から帰国後は、このパラリンピックの予選グループで戦う相手を想定した強化練習に取り組んでいる日本チーム。昨年5月から、元アイスホッケー日本代表GKで、かつて女子日本代表監督を務めた信田憲司氏がコーチとしてサポートし、中北監督が築いてきた守りのシステムをさらに磨いた。それが最終予選の結果につながり、ソチ大会出場を逃した喪失感から脱却し、自信を取り戻すきっかけになった。

 日本のエース、熊谷昌治(長野サンダーバーズ)は、「ゴールを狙うにも、さまざまな工夫を凝らさないと上のレベルでは通用しないとわかっている。監督や信田コーチから教わってきた守りのイメージを1月の大会と遠征で、海外チームを相手にもう一度確認したい」と冷静に前を見つめる。

 熊谷をはじめ、日本チームの半数がパラリンピック初出場となる。逆に残りの選手のうち、多い選手は4大会を経験している。今はパラリンピックに向けてメディアからも注目が集まる時期だが、全体的には平常心で過ごせているようだ。

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