「普通の人」が金メダリストに。
ゴールボールが変えた、浦田理恵の毎日 (5ページ目)
金メダリストの力強い言葉に、「勇気をもらった」「私もがんばろうと思います」といった感想がたくさん届く。そのたびに浦田は、「誰かの元気の源やプラスになれた」という手応えを感じ、それがまたつらい練習へのモチベーションにもなるという。
「いい循環をしているなと思います」
次の大きな目標は2020年東京大会での金メダル奪還だ。その前にまず、6人の代表選手に選ばれなくてはならない。後輩たちも成長しているが、「私が目標にされ、追い越されることは、日本チームにとって勝利の第一歩。競争心がなければ、チームは衰退してしまうから。でも、『私だってまだ、絶対に負けないよ』って思っています」
爽やかな笑顔の瞳の奥に、覚悟の炎が見えた気がした。
週刊ヤングジャンプ×Sportiva共同編集
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