【マラソン】車いすレーサー、山本浩之。50歳で迎えるリオ代表に内定!
今年で35回目を数える伝統の「大分国際車いすマラソン大会」が11月8日、大分市内で開催され、スイスのマルセル・フグ(29)が6連覇を達成した。だが、優勝者以上に多くの、そして長い時間、報道陣に囲まれていたのが山本浩之(49)だ。1時間25分02秒をマークして日本人最高の2位に入ったことで、日本パラ陸上競技連盟が定めた条件(※)を満たし、来年のリオデジャネイロ・パラリンピック代表選手への推薦内定を決めたのだ。
今大会リオパラリンピック出場への条件を満たし、推薦内定を決めた山本浩之「ほっとしています」
レース後の公式インタビューの第一声で、山本はそう発した。車いすマラソンの代表は男女ともに最大3枠で、パラ陸連が指定した選考大会はこの大分を初戦に、来年2月の東京マラソンと、4月のIPCマラソンワールドカップ(ロンドンマラソン)の3つになる。
「自分は大分のコースがいちばん得意。だから、ここで決めたいと思っていた」と明かし、「リオに向けて今からじっくり準備できるのもいい。リオでは50歳になる。体調を崩さずにこれからのトレーニングを頑張っていきたい」と大舞台への想いを口にした。
※選考条件:指定大会ごとに条件は多少異なるが、大分大会では男子は1時間27分00秒、女子は1時間43分30秒以内のタイムで、海外選手を含む3位以内かつ日本人1位になることが条件だった。
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