「地獄を味わった」と語る岡慎之助が太田海也の言葉に感銘「その感覚はすごく大事だなと思います」 (2ページ目)
競技を始めて約3年。悲願だったオリンピックに出場した太田 photo by JMPAこの記事に関連する写真を見る
【パリオリンピック後の思い】
――太田選手は男子スプリントの準々決勝で反則の判定もあって敗れ、男子ケイリンでは準決勝で失格により敗退と、望むような結果ではなかったと思います。パリ大会を今どう捉えていますか。
太田 結果としては本当に最悪でしたが、自分がやってきたことは間違いじゃなかったと自信を持って言えます。ただ今でもヨーロッパでやる大会では、判定に関して正直不安な気持ちはあります。
でもそんなネガティブな気持ちもすべてロサンゼルスでいい結果を残すためのフリだと思うようにしています。サクセスストーリーにするためにも、ロサンゼルス大会では誰よりも成績を残せるように頑張りたいですね。
――岡選手は団体総合、個人総合、鉄棒で金メダル、平行棒で銅メダルと、これ以上ないというほどの成績です。パリ大会の結果を今はどう捉えていますか。
岡 準備してきたことが出せた試合でした。結果がすべての世界ですが、そこを意識しすぎないというか、パリ大会前は「絶対に勝つぞ」「金メダルを獲るぞ」という気持ちを持ちつつも、大会に入ったら競技だけに集中していました。結果を出そうと変な欲が出るといつもとは違う動きになってしまうので、その辺のバランス感覚は気をつけるようにしていましたね。
パリオリンピックでは圧倒的なパフォーマンスで世界中の目をくぎ付けにした岡 photo by JMPAこの記事に関連する写真を見る 金メダルを三つ獲ったからといって、何かが変わったわけではありません。ただオリンピックが終わって注目されることも増えて、変なプレッシャーや「人のために頑張らなきゃ」という気持ちがあって、それが自分の動きを邪魔している感じがありました。
2025年は「自分のためにできているのか」という葛藤がすごくありました。5月の選考会(NHK杯)で連覇はできましたが、世界選手権は(個人総合で)5位と、目立った成績をあまり残せませんでした。今は「自分のためにやればできるんじゃないか」と、そう思っています。最後はその気持ちが大事なんじゃないかと。
パリオリンピックの後は、気持ちが絡まっていたというか、わからなくなりそうな感じでした。内村(航平)さんも「2回目が勝負だ」と言っていたので、2回目のオリンピックが本当の勝負なのかなと思っています。
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