道端カレン「自慢の部位は肩とかお尻って言ってみたい」40代でバキバキボディを目指したワケ (3ページ目)

  • 武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
  • 田中 亘●撮影 photo by Tanaka Wataru

【週5日トレーニングでいきなり大会優勝】

ーーそのビキニフィットネスでは、2022年の「宮城県ビキニフィットネスオープン大会」(JBBF主催)158センチ超級の部で優勝、同年の「オールジャパン マスターズ フィットネス・チャンピオンシップ」の女子ビキニフィットネス・40歳以上45歳未満・160センチ超級で4位入賞と好成績を収めました。ところで、今までどおりトライアスロンのトレーニングをしていたら、筋肉がつきづらいのでは?

 トライアスリートだった頃は水泳、マラソン、自転車のうち毎日最低2種目、3時間くらいはトレーニングに費やしていましたが、去年9月からは自宅でのロードバイクトレーニングをやめ、今年3月からはスイミングなどの有酸素運動をやめて、フィットネス向けの生活に変えました。

この記事に関連する写真を見るーー日常に変化は?

 フィットネスのトレーニングは週5日で1日1時間から1時間半、隙間を見つけてジムに行けばいいので、じつはめちゃくちゃ時間に余裕ができました(笑)。だから人に勧めるならトライアスロンよりフィットネスですね。もちろんトライアスロンもとても楽しいけど。

ーービキニフィットネスを始めて大変だったことはありますか?

 たとえば、トライアスロンなら1キロを泳ぐのに何秒早くなった、とか数字でわかるけど、フィットネスは自分の体がどのくらい仕上がっているかってなかなか目で見てわかりづらい。

 一般的には持ち上げられる重量が基準にはなるけど、やっぱりステージ上でウエイトリフティングをするわけではなくて体を見せるので、変化を感じづらくてモチベーションの維持が難しいというのはありました。

ーー太っている人がトレーニングでやせたらわかりやすいし、モチベーションにもなりますが、カレンさんの場合はもともと体が仕上がっていましたよね。

 一応、モデルでしたから(笑)。というか、仕上がってはないです! トライアスロンをやっていたから心肺機能が高かっただけですよ。

この記事に関連する写真を見るーー筋肉も相当ついたので今後、トライアスロンに復帰するのは難しいものですか?

 そんなことないですよ。どんなスポーツでも筋肉は正義です。トレーニングすれば心肺機能はすぐに戻る。せっかく筋肉をつけたんだからこれをスポーツに活かしたいです。でも、新しい種目をやるのはめちゃくちゃ大変だから、いつかはトライアスロンに戻りたい気持ちはありますね。(つづく)

後編<道端カレン、44歳「今が人生で一番スタイルがいい」 10代の頃は「無茶なダイエットをたくさんしました」>を読む

写真提供/道端カレン 
撮影協力/ゴールドジム


【プロフィール】
道端カレン みちばた・かれん 
1979年、アルゼンチン人の父親と日本人の母親の間に生まれる。福井県出身。中学3年の時にモデル発掘を目的とした世界的コンテストの日本代表に選出。卒業後に上京し、モデル活動を本格化させ、その後タレントとしても活躍。20代でふたりの息子を出産。30代前半からトライアスロンを始め、国内大会で総合優勝も。40代で今度はボディメイクをスタートし、2022年の「オールジャパン マスターズ フィットネス・チャンピオンシップ」(JBBF主催)女子ビキニフィットネス・40歳以上45歳未満・160センチ超級で4位入賞。ジェシカ、アンジェリカとともに「道端3姉妹」の長女。

プロフィール

  • 武松佑季

    武松佑季 (たけまつ・ゆうき)

    雑誌ライター。1985年、神奈川県秦野市生まれ。編集プロダクションを経てフリーランスに。インタビュー記事を中心に各メディアに寄稿。東京ヤクルトファン。サウナー見習い。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る