2022.03.03

カーリング女子日本代表・藤澤五月。メダル獲得の立役者はまさに「勉強家」だった

  • 竹田聡一郎●取材・構成 text by Takeda Soichiro
  • 藤巻 剛●撮影 photo by Fujimaki Goh

――藤澤選手ご自身の話も聞かせてください。2018年平昌五輪のあとから、JCA(日本カーリング協会)のアスリート委員としての活動もされています。

「今季は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くのことが変更になりました。それらについて、今季は杏菜ちゃん(近江谷/北海道銀行フォルティウス)や真央ちゃん(石垣/富士急)、もろさん(両角友佑/TM軽井沢)や雄太くん(松村/コンサドーレ)などのアスリート委員のメンバーたちで、リモートで案を出し合い、理事会に意見として挙げました。特に日本選手権については、コロナウイルス感染のリスクを避けながら、運営方法や開催地、出場チーム数やレギュレーションなどを入念に話し合いました。

 ただそこでは、意見を言える立場であっても、私個人としてではなく、ロコ・ソラーレの代表でもなく、アスリートのひとりとして公平な意見を伝えないといけません。言葉の重みというものを改めて感じましたし、(関係者それぞれの思いを)いろいろと考えるようになりました」

――カーリング以外では、オフの間はどう過ごしていたのでしょうか。

「昨年3月の世界選手権(カナダ・プリンスジョージ)が中止になってしまい、滞在していた現地ホテル1階のカフェでミーティングをしたんですよ。『すごく長いオフになっちゃったね。どうする?』って。

 それで、私はとりあえず、アスリートフードマイスターの受講申し込みをしました。食については、いつもちな(吉田知那美)に頼ってばかりで申し訳ないなと思っていたので。あとは、もともとアロマの勉強をしようと考えていて、1カ月くらいその勉強をしていました」

――そういえば、「さっちゃんがアロマの先生になった!」という話を他のチームメイトからうかがいました。

「ステイホーム中にできることってなんだろうと考えたら、やっぱり資格(の取得)かなと思って。コロナ禍にあって、試験を受けられるかどうかはわからなかったんですが、勉強だけは続けて。結局、スケジュールの変更がありながらも、公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)の試験を11月に受けて、無事に合格できました。

 これまでにアロマテラピーアドバイザーの資格は得ていたんですけど、今回の試験に合格して、もっと専門的なアロマテラピーインストラクターの資格が取得できました。将来的にはセラピストの資格が取れればいいなと思っているので、その一歩手前、という感じですかね」