中川真依と潮田玲子を悩ませた性的画像。「ショックだし、傷ついた」 (2ページ目)
潮田 それは動きにくいんですよ。最近女性アスリートたちからいろんな声があがってきて、ようやく「NO」と言えるような状況ができてよかったなと思ってます。
中川 飛び込みと競泳では、注目される場面が違っていて、競泳の場合、スタートの時は音を出してはいけないので結構静かなんですよ。水に入っちゃえばあまり体を撮られることもない。でも飛び込みは空中での"演技"なので、まさに陸にいる時こそ撮影される。(水着が)透けて見えるようなカメラで撮ってる人もいると聞きました。今は大会の主催者側が観客席からの写真撮影を禁止している事例もありますね。
潮田 ちゃんとそういうルールを作って選手を守るというのは一つの方法ですよね。選手側から「今の撮ったでしょ。やめてください」とは言えない。でも、声をあげることは大事だと思います。
――今はSNSでの画像拡散の問題もあります。一度拡散された写真はもう回収できないです。そういうシーンを撮らせないようにすることも大切でしょうか。
潮田 そういう場面を作りたい訳じゃないのに結果的に提供してしまっていることもありますよね。今でこそスポーツブラジャーは主流だから競技中にスポブラはしています。でも私たちの頃って普通のブラジャーじゃなかったですか。
中川 私、水着です(笑)。
潮田 そうだった(笑)。20代に"オグシオ"でフィーチャーされていた時は、まだ普通のブラジャーでプレーしていた頃だったんです。ノースリーブだから肩紐が落ちてくる時があっても、ラリー中に上げられない。でもそういう写真がメディアに載るんです。それは嫌でした。スポブラになってその心配がなくなったのはよかったですね。
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